自粛中に自社メディアを育てる:新型コロナウィルスによる観光不況に打ち勝つ(10)

㉘GOTOトラベルキャンペーン後は、値引き競争必至
前回のブログで説明した通り、需要が減少により価格競争が起こると予想しています。そうなると、負のスパイラルが発生して、料金はより安く、客数はさらに減り、利益はもっと減り、経営が揺らぐが起こります。
そうならないためにも
お客様から「あの宿に泊まりたい」
という指名買い
がされる状態にいないといけません。
ただ、「指名買い」と簡単に言ってもそう簡単な事ではありません。全国数万件もある中からお客様から「泊まりたい宿」にじゃらん、楽天などの予約サイトを見る前になっていないといけないのです。
「でも、今までじゃらん、楽天などの予約サイトでの販売に力を入れていて、自社HPやSNSに力を入れて来てなかった」という宿は、結構多いと思います。だから、これまで通りでいいかと言うとそうじゃないと思います。
じゃらん、楽天などの予約サイトでは
写真、料金、宿泊プラン
でしか個性が出せず、差別化を図ることが難しいです。
料金はGOTO終了後に間違いなく低価格化されると見込んでいますので、そうなると写真と宿泊プランで差別化できますか?答えは、「それはなかなか難しい」です。
だから、
SNS(Instagram、Facebook、Youtube)
をお勧めしました。
㉙1、Youtube 2、Instagram 3、Facebook
しかし、現実的には今までSNSはアカウントは作ったけどほぼ手付かず、という宿が多いと思います。ですし、どれからを手を付ければいいのか?どのSNSに注力すればいいのか?わからないと思います。
こちらのリンク↓をご覧ください。
内容を簡単に申し上げますと、
Youtubeは、持っていると最強のメディアになる。
Instagramは、これからだし、絶対やらないといけない。
Facebookは、国内向けにはもうオワコン。
です。
当社では、Facebookを2013年より集中的に運用してきましたが、直近3年のユーザー数や効果の低下を特に感じるSNSです。ただ、Facebookは、40歳以上の層にはまだ根強いユーザーを抱えており、捨てて良いSNSではありません。特にInstagramとの広告連携は非常に簡易で効果が高いです。ただ、2021年に推すかと言うと、NOです。
Instagramは、これまで若年層(10代~30代)のSNSでしたが、この2年間で40代、50代のユーザーが増えており、特に女性に強いSNSです。FacebookからInstagramに流れている層が相当数いると思われ、2021年に力を入れないといけません。
そして、Youtubeは、最重要SNSです。YoutubeがSNSだという認識がない方もいると思いますが、テレビを追い越すメディアとなっており、それも誰もが動画情報を発信できる特性を持っています。何よりもYoutubeの強みはヤフーやグーグルから検索される対象になる事でしょう。InstagramやFacebookは閉鎖的SNSのため、ヤフーやグーグルでは情報を検索できません。
しかし、Youtubeを始めると言っても、そう簡単に始められません。どうやって撮影すればいいのか?スマホで撮ればいいのか?内容は何にすればよいのか?など、FacebookやInstagramに写真をアップできても動画は未知の領域だと思います。
ということで、当社では動画でのマーケティングをしたいお宿様への新サービスを提供を始めました。
YOUTUBEチャンネルやFacebook、インスタグラム動画の企画、運営、撮影、編集、出演ナビゲーター手配、集客方法提案など宿の動画マーケティング全般をお任せ頂ける一括運営委託型動画プロモーションサービスです。
こちらは一例です。
詳しくは、こちら↓のHPをご覧下さい。

忘れてはいけない【順番】は、
日常のスーパー(家庭内飲食)→近場の飲食店→混雑する駅ビルの飲食店→地方の観光地や飲食店、宿泊施設への日帰り→宿泊を伴う観光や宿泊です。
こんなに宿泊業は遠いのです。だからこそお客様に近づきましょう。近付くとお客様がそこにはいたりします。冷静に見つめましょう。そして、安近短を忘れずに。
コンセプト創造研究所では、無料経営相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。きっと改善の糸口が見つかるはずです。