料理評価3.2→4.6、売上前年比130%

改善課題:料理評価が低い

■ファーストインプレッション

有名温泉地に位置し、複数の温泉を有する中規模の宿で、極端に言うと売れなくすることが難しいような宿でした。ただ、多くの温泉旅館同様に古くからの調理人が板場を仕切り、経営者が望む料理や見栄えがする料理が作れなくなっていることが問題の根本と見ました。

■改善前

料理評価 3.2

私が最初に試食させて頂いた印象は「まずい。1万5千円もとって、こんな料理を提供する気持ちが許せない。」でした。料理のほとんどはコスト圧縮のための調理済品ばかりで、ボリューム感はなく、評価は年々低下していました。

■改善アクション

・調理指導専門会社を導入
・新メニューに合わせた宿泊プランのプランニング、宿泊料金変更(15000円→18000円)
・新料理写真撮影&撮影指導

■改善後

料理評価 4.6  売上前年比130%

職人気質の仕事場なので、学ぶ・覚える気構えが一番重要でしたが、前向きな新調理長が現場を引っ張ってくれました。メニュー作成のプロの意見を聞き、全品変更を2か月かけて行いお客様のクチコミはすぐに好転しました。それまでは温泉目的の客層で、宿泊単価が上がらなくなっていましたが、改善後は料理目的の単価の取れるお客様が増え、最終的には食材原価が約8%減。

※本実績紹介においては、コンサルティング契約(守秘義務)及び販売戦略の模倣を防ぐために、宿名等は公表していません。

 

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