【実践!旅館集客テクニック】 エコな時代にエコで集客する
Q: 太陽熱発電などエコが盛んに話題になっているので、
エコに関してのプランを作ってみたいと思い植樹や
お客様の持ち込みバスタオルなど考えてみたりはしましたが、
集客の面での反応はありませんでした。
エコと集客の両立は難しいのでしょうか?
A: いいえ。エコと集客(ビジネス)は両立できます。
震災以来、節電や様々な無駄を省く社会に日本は変わった
気がします。
太陽熱発電は、エコとビジネスの両立ができる象徴とも言えるでしょう。
直接環境に影響するビジネスをしていない旅館でも、今後はエコ
の分野に注意を払っていく必要は出てくるでしょう。
そんな中、エコプランを作るという志は素晴らしいと思います。
しかし、エコプランが売れないというのは貴館だけの悩みでは
ありません。エコプランはちょくちょく見ますが、売れていると
聞いた記憶はありません。
まず、エコプランはなぜ売れないのか?
を考えなくてはいけません。
なぜでしょう?
それは、お客様は
旅行に日常を持ち込みたいと思っていない
お客様の基本旅行志向として、『日常を離れてストレスを解消したい!』
だったり、奥様ですと『日々の家事から1日でも解放されたい!』と思って
います。
旦那様は、会社で節電目標を達成するために真っ暗なトイレで用を足し、
奥様は、お肉の発泡トレーを洗ってスーパーの置場に戻したりしています。
お客様は日々の生活の中で十分エコをしているのです。
その上、エコ(日常)を忘れれる為の旅行(非日常)に行くのに、
『ここでもエコか。。。』とは誰も思いたくないですよね。
やっぱりエコと集客(ビジネス)は両立しないじゃないか!と言うのは
少々お待ちください。
エコと集客は両立できます。
こんな平日集客対策のアイデアはいかがでしょうか?
名付けて、
『ブック○フで売れないあなたの本を10倍で買い取ります!』プロジェクト
ブック○フなどで愛着のある本を売っても、買取金額10円や20円って
ざらですよね。予想はしていても結構なショックうけますよね。
それを10倍の100円で販売されるのを考えると、少し嫌になりますよね。
そんな日々のストレスを、お客様はお湯で洗い流しに旅館に行くのです。
そんなストレスを解消して、快感にしてあげましょう。
このプランの名前は、
【買取最高家族1万円!】本売って驚安エコプラン
という感じでいかがでしょう?
プランのハイライトはやはり、
お金にもならなくて本棚にたまっていく本が
思ってもいない金額に変わる快感です。
チェックインの時に本をお預かりして1時間後くらいのタイミングで、
お部屋にお電話で買取金額を連絡します。
お一人様買取金額の最高が2000円ですから、大体5000円~6000円の
値引きになります。電話後即部屋にお届けしましょう。
100円3枚の買取金額が、旅館に来たら5000円~6000円 になる感動
は非日常感覚です。
そして、苦労せず現金を手にする感覚は、パチンコ屋さんの
泡銭(あぶくぜに)商法と似ていて、すぐに消費したくなります。
そこに皆さんご自慢のA5ステーキを販売しましょう!
受注はかなり簡単です。
実はここがポイントです!
通常の割引プランでは値引き分の回収機会がないまま、
売上(利益)が削られますが、この手法では(例)A5牛肉の原価が
かかりますが、オプション商品を販売することで、大幅値引きが
避けられるのです。
叶えるプラン作りの手法をお伝えしました。
どうですか?簡単ですよね?
(お客様とのやり取りじゃなくて、エコプランの考え方ですよ)
結果的には本をリサイクルするエコを実施ているのです。
お客様も喜べて、旅館も喜べて、次に来るお客様も喜べる
トリプルウィンの手法です。
旅館はお客様の希望を叶える商売ですから、お客様の
希望探りをしてみましょう。
いくらでも商機はあります!
※
・ 古物商許可は簡単に取れますので、所轄警察署に相談してみましょう。
・ 買取った本は1ヵ月後くらいにお客様無料サービスで提供してもいいかも
しれないですね。
・ 本以外でも、売れないCDやDVDも沢山あるはずです。買取金額の査定は
気持ちの世界で判定しましょう。それよりもお客様の悦びの創出が大切です。