お宿様の声(1)

BAN DIEGOに問い合わせをするきっかけ・・・

「数年前から売上が下降を続けていましたが、あまり危機感はありませんでした。過去に一度売上が下がったことはありましたが、何とか持ちこたえてきたので今回も同じと思いました。しかし、売上が上がらず危機感をおぼえました。ちょうどその頃に格安宿が地域に進出してきて、それにつられて近隣の宿が急激に宿泊料金を下げたのを機に、部屋稼働率が落ちました。最初のうちは料金競争に巻き込まれないように頑張っていたのですが、資金繰りが苦しくなり格安宿と同料金まで落ちてしまいました。売上は前年度の7割くらいまで確保出来ましたが、今度は金融機関から収益見込みがつかない事に不安を感じると言われてしまい、八方塞がりになりました。」

「以前にセミナーに参加した女将がコンセプト創造研究所を思い出して、無料経営相談の連絡をしました。ちょうど当館の近くの宿に伴さんがいたので、当館に寄ってもらい話を聞いてもらいました。夜まで話をして宿泊をして頂き、翌朝契約させて頂きました。」

①はじめに行ったこと(1か月目~)

  • はじめに『予約サイトの整備』と『ゼロ化』をしました。伴さんと一緒に館内を全て撮影し直して、サイトのすべての写真の入れ替えをしました。宿泊プランは半分位まで減らされて、残ったプランに徹底的にこだわれということで、食事内容などを変えました。『ゼロ化』という言葉は初めて聞きましたが、0点に満たなくお客さんが良いと思わないところを0点まで持っていく事と言われて、0点以下の部分を指摘して頂き、改善方法を教えてもらいました。
  • それから、何が良くて、何が悪いのかを伴さんを含めみんなで話し合いました。強みと弱みを明確にし、本当に良くてお客様に知ってもらいたいポイントを絞りました。
  • 格安宿に伴さんと一緒に泊まってサービスや客層のチェックを行いました。泊まってみると、当館の常連さんたちとは違う層のお客さんが利用しているようでした。
  • これまでの宿泊データやアンケートなど全員で見返して、お客様がどんな評価をされていたかを確認しました。
  • コンセプトを伴さんより提示されました。事細かく当館の事を分析したうえで決めたというコンセプトだったので、即断で決めました。
  • 毎月の進捗を伴さんに報告して、逐一アドバイスをもらいました。

②次に行ったこと(6か月目~)

  • 伴さんも同行してもらい金融機関にあいさつに行きました。本当に金融機関が不安に感じていて、当館の意に反する事を考えているのかを確かめに行きたいということでした。これまでの改善進捗と売上げの状況を説明したところ、金融機関はこれまで同様の支援はしていくということでした。
  • 公式HPの業者さんを変えました。伴さんから現状の業者さんでは話にならないし、天井が見えてしまうということでした。
  • コンセプトを社員で共有し、宿泊プラン作りを続けました。
  • 食材仕入れ先の見直しを行いました。驚いたことに相見積を取ると3割以上削減できました。原価が安くなった分、よい魚と肉をメニューに加えました。

③その結果

「稼働率は前年度比約20%低下しましたが、売上は15%アップ。金融機関が懸念していた収益性は経費削減なども奏功し、5年ぶりの黒字決算を迎えることができました。また、副産物的に新しい社員が入社し、活性化に一役買って頂いています。」

2年目に行ったこと・・・

「新規客の割合が増えてしまったので、まずは2回目のリピート宿泊を増やす、クチコミアップに向けての小さな改善しました。他にも毎月たくさんの宿題を頂いて、とにかくこなすのが大変でした。ただ、売上がやればやるほど上がっていったり、館内の雰囲気が大分変わって、分担して宿題をこなしました。前年比で売上が4割アップして、バブル期の売上を回復しました。そこで、コンサルティング契約は終了とさせて頂きました。大変お世話になりました。」

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