はじめに
最近、宿泊施設の経営相談を受ける中で「公式HPをどうすればよいか?」という質問を多くいただきます。特に売上が伸び悩んでいる施設ほど、「HPをリニューアルすれば解決する」という思い込みに囚われがちです。
しかし、時代は変わりました。宿泊業界の現場で得た経験とデータを元に、公式HPのリニューアルとSNS活用について考えてみたいと思います。
宿泊施設の公式HPにかかる驚きのコスト
先日、ある宿泊施設から経営相談を受けた際に、HPリニューアルの相談をされました。複数の制作会社から見積もりを取ったところ、その金額は150万円から200万円でした。
内訳を見てみると、次のような項目が含まれていました:
ドローン撮影
モデルを使った写真撮影
スマホ対応の設計
SEO対策
保守管理・サーバー費用
ターゲット分析やライター費用など
確かに見積もりの内容には妥当な部分も多く、制作会社が丁寧に仕事をしてくれることは間違いありません。ただ、実際に投資すべきはそこなのでしょうか?
コストカットのアドバイス
私が提案したのは「ワードプレスのテンプレートを活用して自作する」方法です。これにより、大幅なコストカットが可能になります。
具体的には次のような手順を提案しました:
ワードプレスのテンプレート購入(約4万円)
写真撮影をアウトソーシング(約10万円)
サーバー管理の簡易マニュアル作成(約2万円)
合計で約14万円。従来の制作会社の見積もりと比較すると、170万円以上のコスト削減が実現しました。
公式HPはスマホで見る時代
現在、宿泊施設を探している人の80%以上がスマホを利用しています。一方で、PCで公式HPを見る人の割合は20%を切っています。
そのため、豪華なデザインや凝った仕様はそれほど必要ありません。スマホユーザーにとって重要なのは、直感的に魅力が伝わる写真です。
「公式HPのデザインを最優先に考える時代は終わった」これが私の結論です。
それよりもSNSに力を入れよう
HPのコスト削減を実現した宿泊施設には、次のアプローチを提案しました:「SNSを活用しましょう」。具体的には、夏休み前の6月~7月でインスタグラムの運用代行サービスを2か月間提供しました。
その結果、夏休みのじゃらん、楽天トラベルの予約サイト経由の売上が前年比1.8倍に増加しました。HPには一切手を加えず、SNSだけでこの成果を達成したのです。
なぜSNSなのか?
公式HPに200万円をかけていた時代は、パンフレットが宿泊施設の「顔」として重要だった時代と似ています。しかし、現代では、SNSがその役割を担うようになりました。
SNSは瞬時にビジュアルで施設の魅力を伝えることができ、拡散力も圧倒的です。情報の多い公式HPを閲覧するよりも、簡潔で視覚的なSNS投稿にユーザーが惹かれる時代となったのです。
SNS時代の成功戦略
これから宿泊業界で成功するためには、以下のポイントが重要です:
公式HPの簡素化とコスト削減
写真や動画などの視覚コンテンツの強化
SNSを活用したブランディングと集客
当社では、SNS運用代行サービスを提供しています。プロによる運用で、予約サイトや直接予約の売上アップを目指しましょう。
まとめ
公式HPをリニューアルすることは大切ですが、そこに過剰なコストをかける時代は終わりました。代わりに、SNSを中心とした戦略的な情報発信が求められています。
HPリニューアルに悩む宿泊施設の経営者の皆様、一度SNSの可能性を考えてみてはいかがでしょうか?
どうぞ以下のインスタ代行サービスをご覧ください。