写真の盛り方(画像編集)はどれくらいがいい?

集客を図る上で、写真は最大級に大事なツールとなります。

しかし、写真一つとってもその写し方だったり、雰囲気だったり、ターゲット層だったりで色々と考えることが多いものです。

真新しい新品の宿であればそのままを写すだけで、お客様に魅力が伝わるわけですけど、ユーズド感溢れる宿ではそうはいきません。

画像ソフトを駆使して、あれやこれややって築35年を築10年くらいにしてしまう業者さんも多数いますよね。

実際に、フォトショップやアドビのソフトを使えばものの2分でそのくらいの雰囲気変えは可能です。

例えば、フォトショップとライトルームの2つのソフトを使うと、こんな感じに古くてぼろそうなお部屋が少しお部屋のコントラストと明瞭度を調整し、テーブルの上の灰皿などを消すだけで、
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こんなに変わります。これくらいなら集客が可能になりますよね。

でも、本当にこれでいいのでしょうか?

その反動ったらないのです。

そこで考えなくてはいけないのが、タイトルの通り、「どれだけ盛る?」です。

数年前に当社にご相談を頂いたお宿の事がふと気になり、数日前にそのHPを見て思ったのが、「がっちり盛ってる。。。」でした。

宿の特徴は露天風呂でしたが、HPではそれ以外のお部屋も料理も外観も全部盛り盛りです。数年前にご相談を受けた段階でのお悩みは、クチコミ評価は高いのだが集客がままならない、でした。

しかし、HPや各予約サイトを見とクチコミ点数は以前よりも0.7ポイント下がり、宿泊プラン単価は5千円以上下がっていました。過去1~2年の間に行われたHPリニューアルの変遷を想像できるようなものでした。

相談時にHPをリニューアルされるというお話を伺っていましたので、「①注力する商品を絞ってそこにスポットライトが当たるHPにした方がいい、②クチコミは良いのだから大工事せずにプランを幅広いラインナップにした方がいい」の2点をアドバイスさせて頂いたと相談記録メモがありますが、本当に残念です。

商売柄、HP制作会社さんはお客様(お宿)に完成したHPを見せて、「おーーーっすごいねーー変わったねー!これならお客さんがバンバンやってくるねー」と言ってもらいたいがあまり、画面上の世界だけで「盛る」のです。小盛りならまだしも、大盛だったりして、、、。

前述の宿のように盛っていい宿と盛ってはいけない宿があることを、HP制作時や写真撮影前に認識する必要があります。どうぞお気をつけて!

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