1. 日本料理人の新たな挑戦！ラウンドワンの海外進出計画
先日、ラウンドワンの前を通った際に目を引くポスターを発見しました。そこには、2025年度にアメリカ3都市（ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガス）への進出を計画しており、その後もシカゴ、ダラス、ワシントンDC、ホノルルへ展開する予定であることが記されていました。
特筆すべきは、「本物の日本食を世界へ」 というコンセプトで、鮨、日本料理、中華、創作料理、焼鳥、天ぷらを1つのユニットとし、7つの加盟店が集まって1店舗を形成するスタイル。まるで日本の名店が集結したようなフードモールが生まれるわけです。
しかし、最も注目すべきはその 待遇の良さ でしょう。
2. 【年収1800万円】料理人としての海外キャリアは本当に魅力的なのか？
ラウンドワンの海外出店に伴い、料理人の採用も大々的に行われています。
日本国内での1年間の研修を経て、アメリカで4年間勤務
年収1,260万円～1,500万円、さらに4年後にボーナス400万～1,200万円
最大で年収1800万円の可能性
この待遇だけを見ると「夢のような話」と思うかもしれません。
しかし、実際にアメリカで暮らしてみると、年収1800万円でも決して余裕のある生活ではない ことがわかります。（物価は単純計算で日本の約４倍を想像すると分かりやすいと思います）
例えば、ニューヨークでは普通のワンルームアパートを借りるだけでも 月40万円～、外食費や医療費も日本とは比べ物にならないほど高額です。（ちなみにNYで風邪をひいて医者にかかると１回で２００万と言われています）実際にサンフランシスコのラーメン店オーナーが語るところによると、店長の給与は約1600万円。それでも「外食を頻繁にできるほどの余裕はない」とのこと。皿洗いスタッフを時給＄20で募集しても全く集まらず、時給＄30（4500円）でようやく雇用できたという話も。
さらに、海外では 実力のある料理人ほどヘッドハンティング されることが多く、ラウンドワンで働き始めた料理人の多くが、より良い条件の店舗へ移る可能性も高いでしょう。
3. 宿泊業界と料理人の未来：この動きが旅館・ホテルに与える影響
この 料理人の海外流出 が、今後の宿泊業界に与える影響を考えてみましょう。
宿泊業界の調理部門は、飲食業界全体の中でも 最も人材不足が深刻 な分野です。料理人の平均給与も低く、特に 若手が定着しにくい環境 にあります。
その結果、多くの宿泊施設が以下のような 課題 に直面しています。
料理人の不足による夕食提供の縮小や廃止、素泊り宿化
人材育成が進まず、古参の料理人の古い料理に依存
料理のクオリティ低下により、宿の魅力が減少
調理スタッフの高齢化で、新たなメニュー開発が進まない
これらの問題を解決しない限り、宿泊施設の魅力は どんどん低下 し、結果として 客離れ が加速していくでしょう。
4. 解決策：宿泊業に特化した人材育成の仕組み「シェフブリッジ」
このような 宿泊業界の人材問題 に対応するため、私たちは 「シェフブリッジ」 という 料理人育成＆マッチングサービス を展開しています。
✅ 「料理人の育成」と「宿へのマッチング」を両立
✅ 加盟シェフによるプロのための料理道場を運営（2025年8月スタート）
✅ 料理人の技術向上と宿の料理レベルUPを同時に実現
すでに 多くの宿泊施設で導入が進んでおり、実際に料理のクオリティ向上、売上UPに貢献 しています。
このまま 人材育成を怠った宿 は、今後ますます厳しい状況に追い込まれるでしょう。
「今はまだ大丈夫」と思っているうちに、対応できる宿との差は開いていきます。
「うちはまだ大丈夫」と思っている方こそ、ぜひ 今のうちに料理人の確保・育成を考えてみませんか？
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5. まとめ：日本の料理人の価値が見直される時代
今回のラウンドワンの海外進出は、日本の料理人の価値が再評価される時代 に入ったことを示しています。
海外では、日本料理人のスキルが高く評価され、高待遇でのオファーが増加 しています。その一方で、国内の宿泊業界は ますます人材不足が深刻化 することが予測されます。
今のうちに 「料理人の確保・育成」 に取り組んでおくことが、宿泊施設の生き残りを左右する重要なポイントになるでしょう。
✅ 人材不足に悩んでいる宿泊施設の方
✅ 料理のクオリティを上げたいが、方法がわからない方
✅ 今後の宿の方向性に不安を感じている方
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