金融機関との有効な関係を築けてない宿は必見の書です。
基本的な流れを知る上でも、とても丁寧に図解なども入れて書かれていて良いです。
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/22/06/13/00238/
もし、様々な経験をせずにこの本を読んでいたら、真っ先に弁護士法人に連絡をして、DDSや一番怪我の少ない私的整理を頼んでいたと思います。
ただ、そんな甘い事は無くて、それなり以上の費用とリスクがある事を忘れてはいけません。
全ては交渉事ですが、大抵の場合債権者は抵当権を持っていたり、過大な債務で、宿側(債務者)は不利な立場です。それを上回るような金融機関側のメリットを、宿の繁盛後に提案しなければなりません。
夢も将来もないような会社をどの金融機関も助けませんし、協力しないでしょう。
なんとか自力で宿の将来を作り上げるしか、方法はないのが大前提です。白馬の騎士なんてどこにもいません。いるとしたら、腹黒い白馬の騎士だけでしょう。