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コンサルティング会社の探し方

当社に限らず、コンサルティング会社は探そうと思えば、星の数ほどあるかもしれません。

ある日、『僕はコンサルタントかも知れない・・・』 と思った時から、だれでもなれる職業がコンサルタントです。

逆に、国が認めるコンサルタントの代表的な資格が、中小企業診断士です。

合格率は数%で、税理士試験などと並ぶ難易度のある試験を通った方が名乗れます。
しかし、試験を通った人がすべて優秀かというと、そうでもなくて、かなり優劣のある資格と私は感じています。

そんな玉石混交の業界が、経営コンサルタントの業界だと思います。
※玉石混交=宝石も石もごっちゃになっている有様から、良いものも悪いものも区別できない状態のこと。

私も旅館経営時代には、金融機関から紹介されるコンサルティング会社に困惑しながら、自分たちでコンサルティング会社を探したので、その時の経験を踏まえて探し方をご紹介したいと思います。

① コンサルティング会社には色々と種類がある

コンサルティング会社と言っても、色々な種類があります。
大手のトーマツやアクセンチュア、マッキンゼー、プライスウォーターハウス、みずほ総研などなど有名ドコロと旅館やホテル関係の方が触れ合うことはあまり無いと思います。
簡単に言うと、請求してくる丸が1つ、2つ変わってくるからです。

一般的には、戦略系とか戦術系とか、総合系とか、IT系とか、人事系とかパッと聞いても何をやる人なのか分からないカテゴリーがあります。

そこから紐解いてもわかりづらいので、旅館ホテル経営をされている方向けに分かりやすい分類をしたいと思います。

・会計でも、ネットでも、リアルでも、銀行対応でも、悩み相談でも、なんでも対応する系
いわゆる、何でも対応するコンサルティング会社です。実際に旅館ホテル運営などに関わった会社に多いのがこのタイプです。当社はこのタイプです。

・じゃらん又は楽天トラベルで集客しよう系
ネット系と分類されるかもしれませんが、プラン作成を行ったり、楽天のページ作成をする会社さんです。結構優秀な楽天のページを作られる会社さんもあるので、当社が外注する場合もあります。

・公式HPで集客しよう系
これは単純ですね。公式HPを作ってくれる会社です。

・帳簿付けも含めた会計系
一般的には税理士さんや会計士さんがこれにあたります。監査法人もありますが、同様です。
数字に強い会社です。でも、逆に旅館ホテルの事は全く知らない事が多いです。でも、数字のプロは、数字から色々な事を導き出しますので、知らなくていいと思います。

・建物修繕を優先する系
設計会社さんやデザイン会社さんがこれにあたります。ハードを直して、集客をしましょう!という感じです。分野特化型のプロですね。

・運営受託系
コンサルティングというよりも、運営受託し、その運営費と見込み売上からの利益折半などで儲けを出す会社さんです。

・元どこどこにいました系
元ほにゃららに居まして、、、という系です。

どちらもその道のプロフェッショナルの会社だと思います。

② 宿に必要なこと(足りない部分、補うべき部分)を明確にする

上記の通り、世の中には宿のサポートを色々な視点から行う会社がたくさんあります。
しかし、専門性高い場合が多く、宿のあれもこれも全部相談出来る会社は少ないのです。

では、どうするべきか?
現状で、宿が抱える問題・課題を明確にしましょう。

例えば、
『 売上が上がらない。。。 』 もひとつの問題ですが、なぜ上がらないのか?がコンサルティング会社探しで重要になってきます。

、、、と言っても、分からないから聞きたいんですよね。
分からないからコンサルティング会社に頼りたい。

わかります。私も一時期そんな感じで宿経営を行っていた頃があります。でも、ネットで探してもいろいろな会社があって、悩みを分かってくれそうな会社がありそうで、どこにもない。。。
わかります。どれも同じに見えるし、経営の悩みをあの人もこの人もと相談出来ないですよね。

それに、『そもそも自分たちの悩みって本当なはに?』 と思っている宿の方は多いと思います。

そんな宿の方は次へ。

③ まずはネットで探す

インターネットで例えば、
『旅館 コンサル』 『旅館 コンサルティング会社』
『ホテル コンサル』 『ホテル コンサルティング会社』

と検索すると沢山出てきます。

いろんな会社が並んでいますので、ひと通り目を通しましょう。
そして、気になったところは全てにメールや電話で問い合わせをしましょう。

ある意味、かなり経営の大きな部分を共に考える仲間探しです。
出来る限り、可能性を探りましょう。

④ 具体的な提案を求めてみる

ここがポイントです。

私の経験から申し上げれば、一番大事なのはどんなことでも相談出来る人。
だと思います。

その相談事をメールや電話、又は対面時に、改善案の提案してもらうように頼んでみましょう。
もし、コンサルティング会社が具体的な回答にもったいぶっているのであれば、その会社は?でいいと思います。

コンサルティング会社の思考としては、知識の安売りは出来ないとかが考えられますが、コンサルタントとして4年間の経験から言って、1時間から2時間宿の経営改善手法や改善の方向性を語っても何も影響はありません。

もう一つの思考としては、中途半端な情報に対して中途半端な回答は出来ないということがあります。しかし、私もそうでしたが、悩み多き宿の皆さんは、藁にもすがる思いでコンサルティング会社の門を叩いているはずです。

そこになにか一つでも活路を導くのが、コンサルティング会社のあるべき姿、と私は考えます。

⑤ 必ず会って、馬が合うか確かめる

もしかしたら、
数年間のお付き合いになる会社になるかもしれません。
会社のすべてをさらけ出す相手になるかもしれません。
会社の大切な方向性を決める会社になるかもしれません。
会社の窮地を救ってくれる会社になるかもしれません。

コンサルタントと一緒に大事な決断をする時に必要になってくるのが、信頼です。
信頼が少しでもブレると、その先に行われる実行段階で何度も立ち止まってしまい、

改善スピードが遅くなります。
『この人の言うことなら信じられるかな・・・』 程度でいいでしょう。
2、3回会って完全に信じられる人なんてなかなか見つかりません。
でも、フィーリングの一致というものがどこかにあるはずです。

探しましょう。馬の会う人。

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