宿に限らず経営改善において、
「動かない」が最大の悪です。
当社がご相談を頂く経営状況の悪い宿の苦境原因のほとんどは「動かない」ことです。
動かないといっても、皆さん実際には動いているのですが、やはり動いてないのです。
当社の「動いている」とは、「新しい事をやっている」をいいます。
売り上げが上がらなかったり、利益が出なかったり、キャッシュが残らないという状況を作っているのには、理由があります。
売り上げが下がらなかったり、利益が出たり、キャッシュが残るという状況を作っているのにも、理由があります。
何事にも理由があるものです。
しっかり宿の魅力を見つけて、上手に写真や動画に撮って、費用を極力かけずにインターネットで告知し、しっかり利益を確保した料金設定をし、お客様に告知以上のサービスを提供して、喜んで帰ってもらい、高評価のクチコミを書き込んでもらう。
そうすると、売り上げが下がらなかったり、利益が出たり、キャッシュが残るという状況が作れます。
逆に、良い流れのどこかを外れると思うようにいかなくなります。
① しっかり宿の魅力を見つけて、
② 上手に写真や動画に撮って、
③ 費用を極力かけずにインターネットで告知し、
④ しっかり利益を確保した料金設定をし、
⑤ お客様に告知以上のサービスを提供して、
⑥ 喜んで帰ってもらい、
⑦ 高評価のクチコミを書き込んでもらう。
上記のいずれかが無くても、良い循環は作れないものです。
しかし、実際に上記の良い循環が作れている宿は多くありません。なぜでしょうか?その答えが、今回の話題です。
説明のとおり、良い循環を作る為には最低でも上記の①~⑦を欠かしてはいけません。
でも、なかなかできませんよね。だから、考えても動きませんよね。
ここです!ここがポイントなのです!
皆さん動かないのです!新しい事をやらないのです。なぜならーーー、失敗するかもしれないからです。
しかし、もし新しい事をしているのに失敗がないという事は、それは新しくなく、二番煎じということです。
二番煎じという事は、そこには一番最初に道を開いた人しか得られない旨味ははなく、効果が少ないのです。
新しい事をして、失敗を重ねてそこから学んで改良することで、新しい事が出来上がるのです。
新しい事をすること自体には小さな価値しか無いのですが、失敗を重ねて新しい事が出来上がることで大きな価値が生まれます。
そうです、失敗は必ず通らないといけない通過点なのです。
ただし、忘れてはいけないのが、大きな失敗はしてはいけないのです。小さな失敗をたくさん重ねて、新しい事を完成させるのです。
どうですか?失敗していますか?