【宿プロデュース:考】写真の上手な撮り方③

写真を上手に撮る。

難しいですよね。

趣味の写真を撮るのは簡単ですよね。

自分が好きなものを好きなように取ればいいだけです。

でも、旅館のプロモーション写真の様に
『この写真一枚で人気の宿になるか、忘れられる宿になるか』

と思うと、プロに頼ってしまうんですよね。

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旅館をブランディングするのには、プロモーション写真は、とっておきの1枚か2枚に絞るべきです。

そうなるとプロモーション写真は特殊な写真になりますので、素人では撮れなくなってきます。

そこで、プロ写真家に頼みましょう!

では、本当にプロに頼んでもいいんでしょうか?
答えは『NO!』です。

YES!と言ったり、NO!と言ったり振り回してすいません。

きちんと説明します。
プロの写真家はそれぞれ『こういう写真を撮るのが得意』というものがあります。

もちろんいろんな写真を撮れるけど、『こういう写真が得意』があるのです。
写真家の選定においては、これまでの撮影実績などを参考に選ぶわけですが、撮影実績は偏りを防ぐために様々なタイプの写真が並びます。

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その写真の中で、『こういう写真が得意』を見抜くのは実に難しいです。
結局、写真家を信じて『お任せコース』?
ではいけません。

どうするか?
それは、『世界観』を伝えるのです。

例えば、
ある大手商社の敏腕営業部長が2ヵ月間会社に缶詰になって、20億円のプロジェクトを成功させました。
海外企業との交渉は、極度のプレッシャーが毎秒襲ってきてストレスが限界に達していました。

『高層ビルからの眺めはもう見たくない。
都会の便利さはちっとも私のストレスを軽減させてくれない。』

そんな愚痴をこぼす部長の頭をからっぽにできる雪見の露天風呂。

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この世界観を伝えて、

『うーん。難しいですが、やってみます。』
と言えない写真家なら頼まないのが正解です。

どっかで見たことのある写真に請求書が付いてきてお終いです。
プロモーション写真をプロに頼む理由は一つです。

見たこともなく世界に一つしかない圧倒的に差別化された写真

を撮ってもらうためです。
それが撮れないのなら、猛練習して自分で撮りましょう。

しかしその時間はありませんよね。やはりプロに頼む必要があります。

では、この世界観をどう伝えるか。

それは日々の練習で身に付きます。
写真を上手に撮りたいのであれば、年間1万枚撮ってください。

1日あたり約30枚です。

被写体は自由。引きで撮るのも、寄りで撮るのも何でも自由です。

ただ一つだけ条件があります。
毎日異なる世界観(ストーリー)で写真を撮ってください。

何でも良いのですが、

例えば、
理由もなく100億円を貰えることになって、

これまでの生活から100段も200段もグレードアップした生活に明日なります。
これまでの慎ましい生活の思い出を100枚の写真にまとめてみようと思います。

こんな感じです。
どんな写真を撮りますか?
あなたの表情は100億円を貰う前と後ではどれくらい変わるんでしょう?
UNIQLOの下着を着ていますか?
朝は7時に起きる生活をしていますか?

このように、毎日異なる世界観(ストーリー)で写真を撮ってください。

1年後にはプロに

『完璧です。ぜひその世界観で撮らせてください。』

と言わせる世界観(ストーリー)が話せるでしょう。

さぁ、カメラを持ってバンバン撮りましょう!

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