過去のコンサルティング実績:売上増加分累計 176億(2025年8月現在)
客室稼働率が上がらない旅館・ホテルがまず取り組むべき4つの改善策
宿泊業において「客室稼働率が上がらない」という悩みはとても多く聞かれます。
週末や繁忙期は埋まるのに、平日はガラガラ…。OTAに頼っても利益が残らない…。
そんな状況に陥っている施設は少なくありません。
今回は、当社が数多くの宿泊施設を支援してきた経験から、稼働率改善に直結する3つの視点をご紹介します。
1. 販路の最適化 ― OTA依存からの脱却
- OTA(じゃらん・楽天トラベルなど)は集客力がある反面、手数料が大きく利益を圧迫します。
- OTAに出すプランは絞り込み、公式サイト予約でしか得られない特典を設けることが重要です。
- 公式予約限定プラン(ベストレート保証・特別料理・館内利用券など)を打ち出すことで、徐々にOTA依存から脱却できます。
2. 平日集客の仕組み作り
- 「平日はビジネス」「週末は観光・ファミリー」といったように、ターゲットを分けて戦略を設計することが効果的です。
- 平日は出張需要、シニア層向けのゆったりプランが狙い目です。
- 平日を埋められるかどうかが、稼働率全体を底上げするカギになります。
3. リピーター戦略の強化
- 稼働率を安定させる最大のポイントはリピーター獲得です。
- 滞在後のメールフォロー、季節ごとのDMやSNS発信で「また行きたい」を演出。
- 会員制度やポイント還元を導入することで、公式予約率と稼働率が同時に改善します。
4. 平日でも動く商品開発
単に値下げして稼働を埋めるのではなく、平日だからこそ選ばれる商品を作ることが大切です。
① 料理で平日限定の魅力をつくる
- 「平日だけ提供する特別料理」を設けると差別化になります。
例)料理長のおまかせミニ懐石、ブランド牛の小鍋仕立て、季節食材を使った特別デザート - グルメ層やリピーターが「平日に行かないと食べられない」と感じる仕掛けが効果的です。
② 客室アメニティを強化する
- 平日は夫婦・カップルやシニア層がゆったり滞在する傾向があります。
- 「平日限定の客室アメニティ」や「滞在特典」を用意することで、満足度が上がります。
例)平日限定のスキンケアセット、アロマ貸し出し、レイトチェックアウト特典
③ 平日イベントを開催する
- 平日は稼働が低いからこそ、小規模イベントを行いやすいタイミングです。
例)地元酒蔵の試飲会、女将による館内案内ツアー、ワークショップ(和菓子作り、温泉講座など) - 地域の魅力を組み合わせたイベントはPRにもなり、平日需要を喚起できます。
まとめ
「客室稼働率が上がらない」という課題は、多くの宿泊施設が抱えています。
しかし、販路を見直し、ターゲット戦略を立て、リピーターを増やす取り組みを行えば、稼働率は確実に改善していきます。
コンセプト創研では、平均コンサルティング期間3.1年で売上140%超を実現してきました。
客室稼働率にお悩みの施設様も、まずはお気軽にご相談ください。
👉 経営相談はこちら