医療機関再生と宿再生は一緒です

設備産業と言われ、過剰投資が続いた昭和・平成の旅館ホテル業と全く同じ事態が医療業界に来ています。

今後経営危機を迎えるのはVIP病院でも、その辺にあるクリニックも同様だと思います。

最近の医療は先行投資が多くて、リースなり借金なりをしてしまい設備豪華な医院を作ります。しかし、経営的観念がないために集客が疎かになり倒産の流れです。今後、医療機関の倒産は当たり前に増えていくと思います。

なぜ今後、医療機関の倒産が増えていくか?は、論理的に説明できます。

①医師はお客がバンバン来院する大学病院で医療を学ぶ

お医者さんは幸か不幸か日々大量の患者が来る大学病院で学びを得ます。
その日々は、感覚をマヒさせるのに十分なのです。

お客がバンバン来院するまでの過程を知らない事が、経営に大きく響いています。

②医療経営が変わった事を忘れている

設備を売り込んでくる業者のありえない設備稼働計画に踊らされて、ハイスペック医院を作って火の車になる流れなわけですが、「ほかの医院よりもハイスペックなのになぜ売れない?」と思ってしまう方が多いと思います。

まず、大学病院ではリアルな経営を学ぶ機会はほぼありません。医療経営の授業もあるでしょうが、「リアルな医療経営の現場」にMBAはなかなか通用しません。

経営は競争で、ハイスペックな新しい医院は探せば簡単に見つかる時代です。
差別化を設備(ハード)に頼った訳ですが、設備では差別化されなくなりました。

医療機関はもうすでにグーグルの口コミの世界に晒されていて、クチコミ3点台の医療機関には、見込み患者さんの「?」が発生してしまうのです。

そうです。技術や良薬処方、きれいな医院では、令和の医院経営は成り立たなくなっています。

③社会的地位

お医者さんは多額の費用をかけて、医師免許を取り、誰からも先生と呼ばれ尊敬されます。でも、その「先生」が良くないです。

「先生」が医院の状況を相談するのはなかなか難しい事です。しかし、そう手をこまねいているうちに経営は悪化していきます。

冒頭の旅館ホテル業界も過去に同じ状況で、たくさんの宿が倒産しました。

すべて過剰投資です。その過剰投資の返済を補うために、さらに過剰投資して倒産までの速度を速めていきました。

そうならないためにも、一旦腰を落ち着けて、経営を見つめ直す機会が必要です。

過剰設備投資から経営危機を迎えた宿泊施設を救ってきた当社なら、新たな視点でのアドバイスができると思います。どうぞお気軽にお問合せ下さい。

#東洋経済オンライン

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