補助金を使った設備投資で継続して売上アップに繋げる投資法

最近、サポート先の宿に行くと「なんとなくコロナおわったんじゃない?」感を出す方が四方八方に。

どんな根拠でそう思うのか分かりませんが、なんとなく春になって気分がよくなって外に出かける人の数が増えているのと、コロナ感染防止(まん延防止法や緊急事態宣言)から解放されたいという気持ちだと思います。

しかし、第五波の時は「嘘だろ?!」と思って、もうこんなことはないと思っていたのに、最大の第六波がやってきました。

去年の10月~11月頃の第六波の前は、東京でも感染者が一けた台になって、「100年前は4年かかったらしいけど、医療技術の向上で半分になったんだ」とみんなが思っていた2か月後にオミクロン株の波。

どう考えてもコロナが急に収まるなんて事は、希望的観測です。

広告収入激減の大手メディアは、オミクロン株Ba2の感染拡大については口を閉じて見て見ぬふりと、拍車をかけています。

このように書くと、悲観論者や煽り屋さん的な見られ方をするので嫌なのですが、超第三者的に経済社会環境を見つめているだけです。

今回、このような内容をブログにしたのも、コロナ明けに向けての設備投資をガンガンする宿が増えているからです。

当然ですが、予算的に無理が無いのであれば何をやってもいいのですが、コロナ明けの大ジャンプを目指して無理して起死回生の改装をするのは、???しかありません。

事業再構築系や観光宿泊系に向けての補助金が出ているので、実質費用負担としては1/2、2/3、3/4ということで、今がチャンス!なのは間違いありません。

当社がサポートする宿でも、約半数で客室の露天風呂付客室への変更やパブリックエリアの設備更新、会議室場のリニューアル等を行っております。

そりゃ、 実質費用負担1/2、2/3、3/4なら即GOサインです。そんなチャンスは今後巡ってこないでしょう。

補助金上限まで引っ張りたい!のは山々ですが、設備投資は先々まで長くお付き合いするものですので、歯止めを聞かせないと、今回のコロナのようなタイミングにキャッシュアウトしてしまい、宿ごと転売される羽目になるかもしれません。

そうならないためにも、このブログで知恵を付けておいてください。

①ハードよりもソフトで勝つが一番

このブログで過去よりずーーーーーーっと言い続けていることです。

私の実家の宿は、ハードもソフトも投資していた宿でしたが、結果的に東日本大震災の打撃にハード投資の負債が重く突き刺さり、倒産に至りました。ハード投資の良い面、悪い面の両方を味わったからこそ、ソフト投資での売上アップを推進しております。

ただ、ソフト投資というのは、小規模投資で済むのと、返済期間が短くて済む反面、アイデア次第でその効果が出たりでなかったりするので、社内にアイデアマンがいないと難しかったりします。

だから、ハードへの投資の方が楽なので、そちらを選択される方が多いのは間違いないと思います。

②ハード投資するなら、予算を考える時に賞味期限を必ず設定すること

当社では、改装工事などの時に必ず案件ごとに賞味期限を設定して予算を決めています。

賞味期限とは簡単に申し上げますと、

「この改装(商品価値)は、いつまで維持できる(競争力がある)の?」

です。

設備投資には、主に2種類の投資があって、一つは「バリューアップ投資」という新しい価値を作って売上をアップさせるための投資。もう一つは、「更新投資」という現状維持をして、これ以上価値を下げないための投資です。

設備という特性上、年月を経るにつれ価値(目新しさ、新鮮度)は下がる傾向にあります。

例えば、露天風呂付客室を作るのであれば、5年先位まである程度の部屋稼働率を予測して売上見込を立てるのですが、その根拠となるのが賞味期限です。

設備の賞味期限は、前述の通り「商品価値がどれだけ競争力があって、どれだけ維持できるのか?」ですので、商品のオンリーワン性が強く求められます。

(オンリーワン商品の解説は、とんでもなく複雑な説明が必要なので、ここでは載せません。以前のブログでオンリーワン系のキーワードで検索してみて下さい。色々説明しています。)

③オンリーワンを維持するには、参入障壁の高い商品開発

オンリーワン性を維持するために一番大事なのは、参入障壁の高さだと思っています。

参入障壁を簡単に言うと、「真似しずらさ」です。

真似されていくと、当然オンリーワンではなくなるので、商品価値が下がり、希少価値が薄れ、価格が低下していきます。

このブログで何度も申し上げておりますが、私が昔 激安の殿堂ドン・キホーテにいた時に学んだのが、「参入障壁」という商売のコツです。よくブルーオーシャン戦略とか適当な事を言う人が多いのですが、その中身を言う人はほとんど皆無です。

どんなところにだって、大なり小なりのブルーオーシャンは存在しています。しかし、そのブルーオーシャンはみんなが大好きなブルーオーシャンなので真似に真似を重ねられ、あっという間にレッドオーシャン(過当競争)になるわけです。

④参入障壁を作るには、モラル、常識、ルール、美徳を無視すればいい

未だにオンリーワンで居続けて、年商1兆円を超えるディスカウトストアになったドン・キホーテの商売の中身を見てきた私からすると、これが答えです。

逆に言うと、宿泊業界ではこれしか高い参入障壁は作れません。

例えば、参入障壁は「立地」、「業態」、「ブランド」などでも作る事は出来るのですが、簡単ではありません。

それよりも「モラル」、「常識」、「ルール」、「美徳」は、近道です。

このことをサポート先や講演などで話すと、ちょっと危ない人的な見られ方するのですが、身近なもので見るとその通りになっています。

例えば、世界的なブランドLouis Vuitton(ルイヴィトン)。

ちょっとしたバッグでも30万、50万あたり前です。少し上をランクを覗いたら200万、500万の世界です。

そこに、 「モラル」、「常識」、「ルール」、「美徳」 はありますか?

物を入れるだけの袋に50万円を請求するってどうですか?

「モラル」、「常識」、「ルール」、「美徳」 を無視するからこそ、「ブランド」はできあがりますし、参入障壁が高く立ちます。

⑤設備投資での参入障壁とは?

昔話になるのですが、露天風呂付客室の成り立ちってご存じですか?

元々昭和後期に露天風呂ブームというのもがありました。

昭和50年代には露天風呂は世の中的にまだまだ珍しい存在だったので、秘境の一部の地域にある屋根がない風呂が露天風呂でした。それが全国の旅館ホテルに露天風呂(大浴場)が広まり、そこから部屋に露天風呂を付けてプライベート感を演出する、という流れで露天風呂付き客室が広まりました。

部屋に露天風呂を付けるなんて発想は、団体客メインの時代には常識外れのアイデアだったのです。

しかし、時代は団体客のいない静かな場を好む「個」の時代となり、露付き全盛期となります。

というように、設備における参入障壁は、組み合わせです。

例えば、

食事お食事で 「モラル」、「常識」、「ルール」、「美徳」 を無視 してみたらこんなかんじです。

「専属一流シェフ付き客室」

あなただけの為に、有名フランス料理店を渡り歩いて、銀座の〇〇〇のオーナーシェフ「千足 孝夫」が客室に付属したキッチンで腕を振るう宿泊プラン。

いやー、めっちゃくちゃ参入障壁高いです。

その他でも、これまでやったことのない組み合わせで色んな参入障壁の高い設備投資ができると思います。

参入障壁が高い=賞味期限が長い

です。

しかし、参入障壁が高くても誰も興味がなかったら、負債を残すことになります。

そうならないために、ソフトへの投資が必要となるのです。

ソフトへの投資については、過去ブログを色々検索してみて下さい。

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