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コロナ禍の観光不況に打ち勝つ

団体旅行の今後:新型コロナウィルスによる観光不況に打ち勝つ(5)

6 23 1024x535 - 団体旅行の今後:新型コロナウィルスによる観光不況に打ち勝つ(5)

⑬団体旅行はこの先2年は復活しないと踏むべき

以上です!

大宴会場や大会議室、バス旅行を中心に受け入れてきた施設は、残念ながらそのスタイルでの商売はこの2年は難しいと踏んだ方がいいと思います。

この数か月で大型旅館やバンケットを持つホテルからご相談を頂戴しましたが、3月の段階から同じ回答をさせて頂いております。

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どう考えても、難しいものは難しいです。

団体旅行は色んな種類の団体旅行があります。例えば、修学旅行、募集旅行、会社の記念旅行、会議をメインにするMICE系旅行、大きな寺社に集合する参拝団系旅行など様々です。コロナ期においてそれぞれの旅行を考えてみると、

修学旅行は移動は基本バスで部屋は最低3~4名1室、2泊3日のほぼすべての行程で密状態。

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募集旅行は、基本年配者が対象の旅行形態。ムリ。

会社の記念旅行は、もし感染者でも出ようものなら、会社の経営にかかわる問題に波及するため、まともな経営者はほとぼりが冷めてからと判断。

会議をメインにするMICE系旅行も、それなりの社会的立場がある人々がお金をかけてわざわざ会議をするので、アウト。

大きな寺社に集合する参拝団系旅行も年配者系で、アウト。

というように、手順を踏んで考えると団体旅行に期待するのは難しいとしか考えられません。

人数を減らしてというアイデアもありますが、そもそもコストが見合いません。バスを借りるにしてもバス代が倍になるだけで費用は@1万、2万アップします。

だったら今年はやめておくか。。。

というのが大勢の幹事さんの考え方です。

同時に発生するのは、宿側のリスクです。それはもちろん個人客にも言えることですが、団体客というのは行程が明確で紙ベースで情報が出ます。立ち寄りの場所が明確になっているので、もし感染源が分からなくても連鎖で色々食らう可能性も今後は出てくると思います。

⑭2年後に戻ればいい。だから、これから2年間は個人を狙う

2年後か3年後か4年後か、はたまた1年後か分かりませんが、コロナウィルスが広まっている状況においては団体旅行で宿は成り立ちません。

個人客を狙いましょう!

しかし、300名の宴会場はどうすればいいのか?

客室は15畳もあって団体客仕様で個人客にしたら採算が取れない。

と思われるかもしれません。

そもそも、これまでのPL(損益計算書)のバランスを捨てないとコロナ期においては、経営は成り立ちません。完全に個人客向けの宿に変貌するしかありません。

大宴会場は、個人客向けの安心安全なバイキング会場に変えましょう!

宿泊プランは個人客向けに15プラン位作りましょう!

といっても、これまで団体客向けの大量生産型料理流すことをメインとした接客オペレーションを変えるのは難しいです。

でも大丈夫です!

当社がいます!そして、料理はFSSの種村先生がいます!(先生は日本料理がメインなので、旅館の方が期間的には早く変われると思います)

半年間もあれば、劇的に変えられます。地域で一番美味しい料理を提供し、特徴ある個人向け宿泊プランでじゃらん、楽天でも地域トップグループに参入できるでしょう。

大宴会場はコロナが終息した後に、再び団体客を受け入れられるように抜本的な変更はしません。個人客が安心安全にバイキングを楽しめる形態にします。

雇用調整助成金は恐らく9月以降でないと想定しておいた方がいいと思います。いつまでも国からの補助に頼っていても会社が借金まみれで弱るだけです。

攻めるなら今です!


(あとがき)この3月から、インバウンド向け宿や大型旅館、ホテルからご相談を頂戴して、個人向け宿を目指すという方向性的なアドバイスやプランの売り方を時間の限りご紹介しました。自力で個人向け宿を目指されている様子を拝見しますが、正直なところ既存の個人客向け宿には到底敵わないと思います。団体は数件の予約を獲得すれば、客室は埋まりますが、個人客は千差万別です。宿の強みを活かして、差別化しつつ、他宿よりも多い客室を埋めるのは簡単ではありません。それに現在はコロナの影響を受けていますので、並大抵ではありません。結果的に安くしないと売れずに採算が合わず、存在しない団体客を再び追うのが落ちです。早めの対応が早い回復を促します。


忘れてはいけない【順番】は、

日常のスーパー(家庭内飲食)→近場の飲食店→混雑する駅ビルの飲食店→地方の観光地や飲食店、宿泊施設への日帰り→宿泊を伴う観光や宿泊です。

こんなに宿泊業は遠いのです。だからこそお客様に近づきましょう。近付くとお客様がそこにはいたりします。冷静に見つめましょう。そして、安近短を忘れずに。


コンセプト創造研究所では、無料経営相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。きっと改善の糸口が見つかるはずです。

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