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コロナ禍の観光不況に備える

需要の激変:新型コロナウィルスによる観光不況に備える(16)

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㉖今まで売れていたものが売れず、売れなかったものが売れる

これまでマスクを欲していた人は、花粉症の人だけだったと思います。私も花粉症患者の一人で、例年のごとく買いだめをしていたのでマスクには何も苦労せずにいます。(5/6現在、街中にマスクが溢れ始めましたね。中国が生産を劇的に増やした影響で在庫過多分が日本に渡っているようです。もう巨大なマスク需要は一旦終了です。また第二波、第三波で必要になるでしょうが。)

このようにこれまである程度のバランスで維持されていた需要が、コロナを契機に崩れてしまい需要と供給のバランスが極端に変化するようになっています。

このブログシリーズで当初に指摘した弁当箱を買いだめしたお店は安心ですね。これから「新しい生活様式」を求められます。荒い言葉で言うと、「横並びで無言で飯を食え」ということです。

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早速、料理写真の撮影に行った飲食店の方とハンバーガー屋さんで横並びで無言で食事をとってみました。

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結論は、「店で食事をする意味が分からない」でした。

ぜひ一度やってみて下さい。イートインの意味の80%位を失う規制です。

ということで、弁当箱が爆発的に需要を伸ばします。早く仕入れた方が良いでしょう。

というように、これまであたり前に売れていたものが、様々な規制によって売れなくなります。そして、環境の変化によって新たな需要が生まれます。

例えば、飲食店で言えば、今後は

飲食店主催のZOOM飲み

が起こるでしょう。

既にZOOM飲みというのは、まだまだ一般化されていないのですが、徐々に浸透していくと思います。現時点での問題点としては、話す人が一部に限定されていてあとは傍観者になりがちなところとか、司会者がいないと会話がリアル以上に弾まないとかがあります。

そこを飲食店が提供するお弁当等を参加者の共通項にして、飲食店主が最初に司会役になってZOOMを盛り上げていくという感じです。

でも、そんなことないでしょ?と思うかもしれませんが、2か月も外出自粛して、少し緩和されたと思ったら再び波が来て、自粛、そして緩和、そして自粛を繰り返すと、いい加減に人とつながりたい欲が出てきますので、「ZOOM越しでもあり」という風潮になるでしょう。

ZOOMなどのデジタル情報を届けるインフラはこれで確立しますから、それに現在のリアルを乗っけたビジネスが増えていくっていうことです。

宿泊業でも同じ展開は考えられますが、まだまだ多くの宿が出来合いの既製品をお皿に並べているだけですから、料理に真剣に取り組まなかった宿はその展開は難しいです。(当社やFSSの種村さんと一緒に料理改革に取り組んだ宿は、通販事業を開始しています。こういう時に差が付きますね。仕方がありませんが、これがリアルです。こういう部分も含めて「潰れない会社作り」です。骨の太さが違うって感じです。)

これまで「温泉でゆっくり」が日本人が最も欲するオフの過ごし方でしたが、この部分の需要は未知数になってしまいました。温泉入浴による感染リスクはまだ分かっていませんので、なかなか難しそうです。前回のSARSの時は尿にウィルスが出ていたという事ですから、どうなるか分かりません。

逆に温泉に入った気分になる需要が出てくる、といっても付け焼刃商売にはそのお鉢は回ってこないでしょうね。

前述の通り、社会の様々なバランスが崩れてしまったので、「あの商売が当たってるらしいよ!」という情報が出た瞬間に、10割の人が追って、需要は過大な供給で埋まってしまいます。

なので、当社としては今後はクライアントの宿でこっそりとやっていこうと思います。もちろん、せっかくブログをご覧になっているので、色々説明していきますが、契約させて頂いている宿を最優先に生き残りの策を練っていくのでご了承ください。

多分、どこかの温泉地で「宿メシ」とか言って、何軒かがくっ付いて配達とか始めるんでしょうね。でも、そもそもみんな横並びの料理しか作ってないからバリエーション少なすぎて、チャーハンとか出し始めるとか(笑)絶対始まりますから見ておいてください。そして、すぐに終了しますから。売上無いって(笑)。コツコツやらなかった事を悔いるしかないです。悔いて、明日に向かってジャンプするしかないでしょうね。

FACEBOOKで書きましたが、この国難に立ち向かうって大変だと思います。私がまだ旅館をやっていたとしたら、泣きが入っていたでしょうね(泣かないですけど)。一緒させて頂いている種村先生に相談すれば、通販用の料理なんて5も10もあっという間に考えてもらえますからね。持つべきは師だなと、改めて思う今日この頃です。

旅館時代、この動画を見てこの先生に料理改革をお願いしたいと思いました。今も同じことをコツコツとして頂く先生には頭が上がりません。


コンセプト創造研究所では、無料経営相談を受け付けています。経営相談の時に、絶対に営業しないというのが当社ポリシーです。お気軽にご相談ください。きっと改善の糸口が見つかるはずです。

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