借入は限度まで:新型コロナウィルスによる観光不況に備える(13)

㉒将来が見えない時は、全てを想定する

全国的に観光宿泊業、および飲食業が低調で、将来的な資金繰りの不安を考える経営者の方が多いのではないかと思います。

2020年に新型コロナウィルスが広がることは想定外だったと思いますが、なったらなったで何とかするしかありません。

感染が急拡大する海外の状況を見ると、東京オリンピックは延期になりそうな雰囲気がしますし、そのオリンピック起因なのか、抜本的な経済政策が発表されていません。このままダラダラ様子見モードの場合は、夏までに観光宿泊飲食業はガタガタになりそうです。

恐らく、リーマンショックの後に出た「中小企業円滑化法」は再び出るんだとは思いますが、前回のようにどんな会社も潰さないという感じにはならなそうです。潰す会社は潰して、生かす会社は生かすという感じなんだろうなと予感しています。(円滑化法が出なければ、単純に中小企業の大量倒産が起こるだけです)

中小企業円滑化法は、リーマンショックから3か月後に発行されていますので、今回は5月、6月頃かと想像すると、とりあえずはそれまでの資金繰りを考えなければいけません。

緊急融資を金融機関から受けるにしても、当面の資金繰り表提出を求められるわけですが、3バージョン位用意しておくといいでしょう。

1つ目は、現実路線。2つ目は、若干ネガティブ路線。3つ目は、絶望路線。

それぞれのパターンで資金繰りを考えることで、今後のコストをどこまで圧縮すべきか、いくら融資を受けるべきか見えてくると思います。

ただ、今回のコロナウィルス騒動で融資を受ける場合は、運転資金の融通ということになります。以前のブログで申し上げている通りですが、それだけでは借りっぱなしになってしまいます。

将来への売上増への布石を作らないといけないので、見込みよりも多めに借りる方向の方が良いと思います。

同時に、今回の騒動がどれくらい続くか分かりませんので、体力がないところは「臆せず多めが良い」とご相談を受けた場合は、ご説明させて頂いています。借り入れが大嫌いな当社でも、今回は政府方針が見えな過ぎますし、空想に期待して先々落とされると健康に良くないので、借り過ぎたら返せばいいだけです。手元現金がないのが精神的に一番怖いものです。

不安は、経営者の判断を狂わせます。冷静にいるためにも、現金の確保が重要です。

当社のような立場の会社は、良いも悪いも多角的に予想して、それぞれの準備を促すというのが得意です。当然、コロナ騒動の後もある程度予想していて、外的環境の変化は必須だと思っています。

当社が関わる宿の周辺で、今夏手前までこの不況が続いた場合の周辺宿の倒産予想はだいたいしていまして、その後に運営を引き継ぐだろうと思われる会社も想定しています。例えば、あの宿が星のやさんになったら、こうやって戦わないといけませんし、この宿に大江戸温泉が来たら別の戦い方をしないといけないので、と色々想定しながら、現在の暇な時期に準備をしてもらっています。

さて、予想通り全国各地の施設で客層のシフトチェンジ(インバウンドが減った→日本人客、団体客が減った→個人客、個人客が減った→ネット強化)が起こって、不慣れな客層を狙うために激安販売が始まっています。もちろん激安販売も生きる術ですから否定しませんが、今まで自分たちのフィールドだと思っていた分野に参入してくる同業者が激安販売をすると、つられて安値売りしがちです。

例えば、宿泊業で言えばこれまで2万円前後だった宿が「期間限定1万円ぽっきりプラン」を売っている感じです。売上ゼロよりは1万円でも2万円でも売った方が良いのですが、収支バランスを考えてやるべきです。場合によっては休業日対応の方が収支が合うケースもあります。

例えば、普段できない配管の清掃や塗り替え、社員との交流など、長期的に見ればバリューアップして将来の売上のプラスに繋がる事はたくさんあります。それ以上に大事なのは、新しい商品作りです。

コロナ騒動が終息して去年通りのやり方で同じ売り上げが作れれば、それはそれでいいのですが、下手したら昨対8割です。それは自分の努力が足りないのではなく、敵が増えただけというパターンが2020年度版でしょう。そうならないためにも、暇なうちに新商品開発です!

詳しくは次回。

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