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コロナ禍の観光不況に備える

コロナ対策の見本は中国:新型コロナウィルスによる観光不況に備える(4)

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⑩新型コロナウィルスの経済的影響の見本は中国

2月21日現在、中国の映像は北京くらいしか流れてこないし、Twitterで調べても新しいニュースは断絶されているようなので、不明な点が多いのですが中国の首都はほぼ停止しています。

ニュースを見る限りでは、北京での企業活動は停止されており、一部許されていると報道されていますが、誰も活動しようとしません。中国人が知る国内事情は日本人が知るものとは違うのでしょう。

中国の感染爆発は約1か月前にスタートしてますので、現在の中国の様子が日本の近未来と見るのが一番根拠ある情報だと思います。となると、どうなるのか?

東京(北京)は誰一人歩く人はいなく、飲食店やホテルにはひと気が無く、唯一食料品店にはひと気があるという状況。それが近い未来かもしれません。

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そうなると、自社の心配はもちろんですが、辛うじて自社が生き残ったとしても今回のイベントが3か月、6か月ともし続いた場合、取引業者が倒産しているというケースが多く発生する可能性があります。

売掛金が残っていたらどうしましょう? 夏以降の予約が入っていたらどうしましょう?

みんな飛んだかどうか分からない状態が、数カ月続いて、管財人から破産の案内が届くという流れです。(そうならないことを祈りますが、)

現実ラインで考えても、新型コロナウィルスはビッグイベントになることは間違いなさそうなので、今後2、3年に渡るダメージを多くの会社で負う事でしょう。

そうです!もう回復期以降のジャンプアップをどうすればいいかを考えましょう!

⑪新型コロナウィルス不況を将来に繋げる

恐らく、追加で中小企業支援策は発表されることでしょう。しかし、東日本大震災の時もそうでしたが、支援を受けられない会社はありますし、こうした危機への準備をしていない会社は倒産します。

今後、いくつもの倒産の話を聞くことになるかと思いますが、その会社は潰れるべくして潰れているのです。潰れない会社は、ひと波くらいでは潰れませんし、政府の支援対象企業に該当しているはずです。

何を言いたいかと言いますと、通常時に健全な状況を維持できているかどうかが、このような激しい波が起こるときに大切になってくるのです。

普段から余剰人員を雇わないとか、常に売上ではなく収益率に目を向けて、会社に現金を貯める努力をしているかとか、当たり前のことを忘れずにやっているかどうかが大切です。

このブログを読むような高尚な方々の多くは、潰れない側にいると思いますが、気を抜いて金遣いが荒くなったりしたら、あっという間に足元をすくわれます。

⑫倒産したからこそ分かる、この空気感と生き残り方

私は、東日本大震災の時に実家の宿を倒産させました。だから、色々分かりますし、二度とそのような機会に会わないようにクライアント企業の指導をしています。

私が関わる会社は、絶対に潰れない自信があります。

なぜかというと、こういうタイミングで道を外すと会社はいとも簡単に倒産します。倒産する会社の多くが経営者が混乱して、正しい判断ができないことに由来します。正しい判断ができていれば、そんな簡単には倒産なんてしません。

今のうちご冥福をお祈り申し上げます。そして、私が傍にいる会社の皆さんは安心してください。その会社は潰しませんので。絶対に。

暖かくなった後のことを希望をもって検討しましょう!

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