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新型コロナウィルスによる観光不況に備える(2)

③リアルに減り始めた宿泊客と観光客

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-00010004-fnnprimev-soci

東京も普段の半分以下の人並な感じがします。あれだけ目立っていた中国人観光客は少ないですが、欧米系の観光客も減っている感じがします。レストランなどを見てても、感覚的に客数が少ないと思います。こうなると、いかに中国人観光客の恩恵を受けているかがよく分かりました。

さて、今後の観光業への影響を否定的(準備的、冷静)に考えてみましょう。(どう考えても今回の影響はポジティブではありません。マイナスをどこまで留められるかが、今回のイベントでの課題です。)

日本人の1年間ののべ国内宿泊回数は約2億回でして、インバウンドは約1億回位だと思います。
そのうちの約半分強が韓国中国台湾で、既に韓国が減っていて、中国も半減すると準備的に見込みます。国内観光客も出控えの可能性がありますので、全体では20~30%の宿泊数減に一時的になると予測します。

多くの観光地にとっては、2月~3月のオフ期だったことが幸いですが、インバウンドを中心に集客しているエリアでは、死活問題になろうかと思います。

東日本大震災後の観光需要の落ち込みを経験された東日本の地域の皆さんはお分かりになると思いますが、2011年3~5月頃を思い出してみましょう。

予約は急減し、レベニューマネージメントに則り値下げ販売が始まります。もうすでにインバウンド観光地は、安売りが3月を中心に始まっていますが、3月上旬の段階で収まっていない場合は、5月以降も安値を維持するでしょう。

これは、インバウンド観光客が行くような観光地だけの問題と思っていると足をすくわれます。インバウンドが減ると今度は日本人の奪い合いになりますので、長引くと徐々に影響が出てくる可能性があります。(この2、3か月の辛抱と思います。)
ただ、今回は出控えですので、来てくださいと言っても原発の放射能の頃の様に、なかなかすぐには動かないと思います。
このような場合は、無駄なコストを減らして、GW後の準備をするしかないかと思います。

④必ず何もなかったかのように事態は終息する

これは絶対です。必ず終息します。ただ、今後の規模が読めないだけです。

経営者が今考えなくてはいけないのが、集客の前に資金繰りです。

これから売上が爆増するなんてことは、5月、6月以降ですので、この2、3カ月をやりくりできるように今から始めるべきです。

ニュースでインバウンド向けの観光バス会社さんが、人員整理をすると話していましたが、残念ですが正解だと思います。

資金繰りは早く手を打てば尾を引かないですし、遅いとやり繰りができなくなるものです。会社が残れば再雇用は可能です。しかし、会社が無くなったらみんなお終いです。最近はこのような不況風は強く吹いていませんでしたが、しっかり考える時期に来ていると思います。

⑤改めて考えるべきは、集客の分散化

インバウンド需要は、国内観光を活性化させました。しかし、この数年良い状態が続いて、そのリスクを忘れてしまった経営者は多いと思います。なんでも同じだと思いますが、ほどほどが一番良いと思います。

偏り過ぎのしっぺ返しはいつか来ます。大分県由布院しかりです。

分散化することで手間は増えます。しかしリスクは減ります。

今回の最大リスクである、資金繰りの悪化は、将来的にボディーブローで効いてきます。一度や二度では倒れなくても、三度あるとどんなに強い会社でも倒れます。(ボクシングと一緒です)

今回を機に、集客の分散化を図りましょう。等分に分ける必要はありません。ちゃんと窓口を開けて、活かしておくことが大事です。今回の様に中国人集客という窓が閉まっても、他の窓を広く開ければいいだけです。でも、窓を閉めてしまうと急には開かないものです。

悪いことは言いません。準備しましょう。そして、動きましょう。

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