【宿プロデュース:考】廃業直前の宿から繁盛宿を空想する

年明けすぐの仕事は、ある宿の経営改善計画のチェック作業でした。
いつもは計画を当社が作るのですが、時間的都合の関係もあり他社にお願いしました。

バンクミーティング前に色々な下打ち合わせをしなければいけないのですが、計画に対して金融機関から意見が出てきたようです。
詳細は申し上げられませんが、要するに

宿の将来が見えない

ということのようです。

それなりに高い費用をかけて計画を作ってもらっているので、当社がその計画(紙資料)に知恵を入れるのは費用対効果が??になってしまうので、ほぼ完全にお任せにしていたのですが、やはりなーという感じです。

もう100回くらい見たことのあるようなよくある計画書で、書いてある内容は抽象的で具体例がほぼありません。

最終的には当社が色々なアイデアを入れて計画書を完成に持っていくことになろうかと思いますが、なぜよくある計画書になるのか?そして、なぜ宿の将来が見えないのでしょうか?

大きな理由は、

その宿が毎日お客さんでいっぱいになっているところを空想出来ていないから

です。

廃業しそうな宿ですので、施設はボロボロ、働いて居る方の意欲は減退、クチコミは散々という状況なので、そこから逆転劇を空想するのは大変難しい事だと思います。

だからこそ、繁盛して有名な宿のやり方をそのままパッケージ化(真似)して、それを被せるという計画を作ります。

しかし、そもそもパッケージを被せるにしても、パッケージを被せる元を作らないと被せてもパッケージが馴染まず破たんに向かいます。

そこで当社では、廃業しそうな宿を段階的にステップアップさせていって、将来的には自分達の宿らしくお客さんがたくさん泊まってくれる宿になるのを空想します。

順序は大まかにはこんな感じです。

良くなるにあたっての当たり前の流れを汲むのです。

最初は経営者のマインドチェンジ!です。やる気が無ければいくらいい薬を塗っても効果は半減します。やる気を出させるためにもある程度当社でじゃらんや楽天のプランや写真をすこし改良して、「こんな潰れる直前の宿でも、こんなに売れるんだ!!」を体験させることが実質的に最重要だったりするのですが、繁盛している宿の表面的な部分には見えてこないところです。

そういう部分を感じて金融機関が今回色々反応してきたようです。

まー当社が付いていればなんとかなっちゃうと思うので心配はしませんが、お尻の数字(フリーキャッシュフロー)合わせの為に、食材原価を一桁まで絞るとか滅茶苦茶な計画を作られたりすると2年、3年後に足を引っ張られることがあるので、計画策定時は大変気をつけなくてはいけないのです。

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