【宿プロデュース:考】 宿の商品化をする仕事

最近、当社でインターンシップを希望する学生と話をした時に、こんな質問がありました。

 「 どんな仕事をするんですか? 」

んーーーーーーーーーーーーーー。難しい。

一言では到底言えないし、言っても収まりがつかない。

だからこのように言うことにしています。

企業のかかりつけのお医者さんみたいな仕事 です。

人と一緒で、企業も風邪を引いたり、原因不明の腹痛があったり、

生活習慣病があったり、老化したりします。

調子の悪い時に、自分では何が原因か分からなかったり、治療手段が分からなかったり

するので、お医者さんに診てもらい、薬を処方してもらいますよね。

そんな医師側の仕事が、経営コンサルティングという仕事です。

当社の場合は、その患者さんが旅館やホテルなどの宿泊施設や

温泉を使ったビジネスの方が多いという特徴があると思います。

患者さんである旅館やホテルから頂くお問合せで一番多いのが、

どうやったらもっと売れるようになるのか分からない

です。

そのようなケースの大半は、宿の商品化がされていないことがほとんどです。

ほにゃらら旅館というパッケージ商品を構成する、諸所の商品が確立されておらず

全体的によくある旅館・ホテルになってしまっているのです。

よくある商品で、大きな市場(ターゲット」に向けてマーケティングされている商品は、

大きな資本をもった企業が薄利で市場を席巻し、市場独占権を持ちます。

例で言えば、洗濯洗剤の部屋干し臭防止商品と同じですよね。

01_spx250.jpg

部屋干し洗剤市場という大きなターゲットに向けて商品化を急がなかった企業は、

セブン-イレブンなどの大資本の薄利商品投入により、一掃されてしまいました。

部屋干しに対応していればいつまでも需要は続くなんて、安易な考えの企業経営者は

上記のような商品投入で吹き飛ばされます。

でも、商品化という言葉自体が難しかったりしますよね。

『 何をすれば商品化出来るの? これ以上施設改修に回せる資金はないし・・・ 』

というお声はよくあります。

私が申しているのは、抜本的に大改装しましょう!なんてことは言っていません。

商品化というのは、

お客さまに

『 あれ? なんかこれ良さそうだね 』

と思わせることをいいます。

例えば、この料理を見て下さい。

a1180_013171.jpg

美味しそうな海の幸が並んでいますが、なんかぱっとしませんよね。

これを商品化させて、お客さまに 『 あれ? なんかこれ良さそうだね 』

と思ってもうにはどうするか。

こんなのはどうでしょうか?

20140704_004939-1.jpg

お造り盛りはそのままに、周りにアボカドのスライスを並べて彩りを加えて、

そこ外周にお醤油ジュレと柚子ジュレに金箔をふりかけてみました。

これで一商品の完成です。そこにこの料理を食べるシチュエーションという商品を

加えて、お客様とのやりとりという商品を更に加えて、商品パッケージを作っていきます。

(ごめんなさい。写真は×です。私の手書きメモでご勘弁を。)

一商品で勝てる時代では無くなってきました。

これだけインターネットが発達して、どこでも写真を撮ってもOKという環境が出来てしまうと

商品の秘密化なんて絶対に無理です。

パッケージングしてライバル企業が研究してもよく分からない複雑怪奇な商品を作るのです。

それを、ドン・キホーテで学びました。

(ドンキに未だにライバル居ない理由はそこです。研究しても複雑怪奇で分からないのです。

すごい企業ですよね。)

そんな商品化を進めるのが当社の役目の一つです。

我ながら大変苦しくも楽しい仕事をさせてもらっていると思います。

毎度ありがとうございます。

 ※一番上のお肉の写真は、写真を撮って、チラシを作って、効果的に営業したらそれ以前に比べて20倍売れるようになりました。そういうお仕事です。

関連記事一覧

PAGE TOP