『 クチコミの点数が上がらない・・・ 』
というお悩みを頂くことが多いです。
やっぱり客商売をするからには評判が良いほうが嬉しいですよね。
お客様が喜んでもらえるように、いろいろなサービスを提供するわけですが、
『 クチコミの点数が上がらない・・・ 』
ですよね。
そんなお宿様に捧げる一言が今回のブログタイトルです。
『 準備は裏切らない 』
「準備? してるよ。 料理もバッチリだし、温泉も、、、」
って皆様おっしゃるのですが、大抵できていません。
お客様はどこから来て、どんな交通機関で、何時に、どういう家族構成で、
何の目的で、どういう予約経由で、途中に立ち寄る場所は?
それに、
アレルギーは無いのか、好き嫌いはないのか、好きなお酒は、好みのボリューム感は、
味付けは濃い方がいいのか薄いのがいいのか、接待担当者はべったりかあっさりか、
などなど準備はたくさんあるはずなのです。
最低でも上記を、本当にやっていますか?
もっと言えば、
お客様のご住所から把握できる話題を持って、チェックインの会話に混ぜてみたら
どんな感動が生まれるでしょうか?
例えば、お客様が東京からお越しで何の話題ができますか?
都会からお越しなんですねーーーってそんなつまらない事を話しますか?
東京も広くて、西東京エリアは立派な山間地だったりしますし、城東、城北
と言われるエリアは下町で、地方の方が想像する都会的なイメージよりも
地方都市に似ていたりします。
例えば、台東区蔵前からお越しのお客様であればどうでしょう?
浅草に近くて、話題にしやすい東京スカイツリーもわずか1.5kmの立地
にあったりします。そこから話題を膨らませてあげるのはいかがですか?
蔵前と言うと生粋の下町の人ですから、『下町の人』というアングルで
話をすると、非常に好意的に受け入れてくれます。
相手の懐の情報をより引き出すことにより、より深い関係になることで
お客様に『言いづらいことも言える環境』を提供してあげます。
そこが、口コミ評価の分かれ目であったりするのですが、残念ながら多くの
お宿様がその小さなポイントがお分かりでないようです。
どこのノウハウ本にも載っていない、深層心理をくすぐるサービス。
それを当たり前に実行することが評判旅館への道だったりします。
多くのお宿様はこの事実をご理解いただけないと思います。
いいのです。 難しいのですから。
とっても難しい。。。 だから価値があるのです。
さぁ今日もお客様がお越しになると思います。
準備はできていますか?
お部屋の最終チェックはしましたか?
お食事の提供遅れがないように打ち合わせ準備はしますか?
お風呂の汚れた窓ガラスは拭いていますか?
小さなところからスタートしましょう。