リピーターって大事です!
事あるたびに私が申し上げていることです。
リピーターが多い宿は楽なんです。お客様も当然楽なのですが、お迎えする
宿側も楽がたくさんです。
例えば、
・ チェックイン時の館内案内が不要だったり、周辺観光案内が不要です。
・ 新規のお客様に比べて、お互い知った仲ですから、深く詮索しなくても
お客様が求めているものを提供できます。
・ リピーターのお客様は、自分が気に入っている宿を紹介してくれることが
たくさんあります。なので、無駄にエージェントに頼る必要が無くなります。
そんな感じでたくさん良いことがあります。
でも、でも、でも、
そもそもリピーターになってもらうにはどうすればよいか分からない!
というお宿様はたくさんいらっしゃいます。
ということで、一歩足を戻して
リピーターのお客様はどうしてリピート利用するのか?
を考えてみましょう。
こういう場合は
自分の業界で考えると、固定概念があって新しいイメージがしずらいので
普段の生活でリピート利用しているお店などを思い浮かべましょう。
例えば、私なら 中華定食屋の福しんです。
http://www.fukushin.info/index.html
この福しんは私が高校1年から通っている店で、高校時点で週4福しんでした。
福しんをなぜ20数年利用しているのか?
それは、昔から変わらない味と店の雰囲気です。
一般的な中華料理屋さんに行きたくても、一人で4人テーブルを占領したり
することに抵抗があります。感覚的ですが、敷居が高いのです。
その点、福しんはカウンター席がメインですので、気にせず済みます。
それに、メインの手もみラーメンはホント全然20数年変わりません。
他にもありますが、その2点が主たる私が福しんに通う理由です。
お気づきでしょうか?
この2点は私がリピートする中で見出したものではなく、最初の訪問時にこの2点を
気に入って2回目の訪問に繋がったのです。
分かりますよね!
ということは、1回目にそのお客間にマッチした良い思い出でなければ2回目の
来訪はまずないのです。
楽天市場などのお店で不意にメルマガ登録してしまい、欲しくもない商品メルマガ
を週に何回も送ってくるお店。よくありますよね。
1回目で気に入らなければ、2回目はそもそもないのです。
ということで、まず1回目の訪問が勝負です!
1回目の訪問時に無難に済ますでは、お客様の印象に残りません。
五感マーケティングで申し上げておりますとおり、お客様に記憶の奥底に
残るサービスを提供しなければいけないのです。
どうでしょうか?
毎週、毎月通っているお店ありませんか?
なぜあなたはそのお店に通うのでしょうか?
他にも同じ店がある場合は、なぜほかの店に行かずその店に通い続けるのでしょう?
どうですか?
あなたの思いが、新規のお客様をリピート化させる手がかりになります。
次回は、
【旅館プロデュース:考】 リピーターが減る理由を考える②
です。
リピーターが減少する時に起きている宿内の事象を説明してみたいと思います。