旅行サイトなどでクチコミ評価点が5点満点で
採点されていて、その点数が宿の評価とされています。
よくあるケースなのですが、その点数で5点を目指すというお宿が多いです。
5点満点を目指す!
いいですよね。私は賛成です。
でも、5点を取るって何なんでしょう?
どうすれば5点を取れるのでしょうか?
このブログのタイトルの通り、
クチコミ満点の宿は満足度満点の宿なのでしょうか?
私の結論は、YES! でもあり、 NO! でもあります。
戻りますと、
5点を取るって何を意味するんでしょうか?
例えば、お部屋評価の5点って何でしょうか?
お客様から5点の評価を頂けるように改装や装備品を揃えたり
色々するわけですが、お客様は何に対して5点をくれるのでしょう?
装備品のボリューム感ですか?
それともお部屋の広さですか?
どうでしょう?
お客様によってお部屋の評価基準は様々ですよね。
中には 『こじんまりしたお部屋の方が良かった』
なんて広いお部屋に低評価をされるお客様がいらっしゃいますよね。
残念ながらお客様はそんなものなんです。
ある明確な共通化された判断基準に従って採点しているわけではありません。
感覚で採点されているのです。
そこに5点満点取れなかったから、あーだ こーだの議論は、
全く意味が無かったりします。
なので、私は
どうすれば5点を取れるのだろう?
なんて考えは持ちません。
いいのです。
3点でも、4点でも。
お帰りの際に満面の笑みでお帰りになったら、すべてよし。
販売の面からみても4.3点もあれば十分です。
なので私がクチコミサイトで狙うクチコミ最高点は4.5点です。
それ以上を狙おうとすると過剰サービスやターゲットを狭めすぎて
販売に影響が出たりとややこしい世界に突入します。
ということで、
クチコミ満点の宿は満足度満点の宿なのでしょうか?
予約サイトのクチコミの中では満点=満足度満点です。
でも、5点満点を頂き大変満足したというお客様が
再訪する率(リピート率)ってどのくらいですか?
一度チェックしてみてください。
多くの場合、恐ろしく低いはずです。
そこで思うのが、クチコミ点数がすべてではないということです。
そんなことよりも、
お客様の本当の満足度を追及しましょう。
それは、リピート率に表れます。
【 ターゲッティングについて 】
お客様は多種多様化されており、一括りでカテゴリー化することが
難しくなっていますね。
例えば、年齢層の括りでターゲッティングしてもその中に様々な嗜好が
入ってしまい、括っているようで括っていないのです。
20年、30年前の日本のようにオール中産階級であれば、年齢層で嗜好を
大まかに捉えられたのですが、所得層は分かれてしまい、ライフスタイルもバラバラ
の現在では年齢層はターゲット化する意味を持ちたないケースがほとんどです。