資料をまとめているときにBGMに朝まで生テレビを流していたら、
ブラック企業について議論していました。
そこで、耳に付いたのが上の写真です。
これは厚労省が発表した「新卒者離職率」についてのデータです。
宿泊・飲食サービス業の離職率
48.5% !!!
半分が3年以内に辞めてしまうのですね。
でも、このデータは眉唾もので、
【大学卒業】という一次条件を付けて、
【3年以内】という二次条件、
【宿泊・飲食サービス】という労働体系的には違う業種を
混ぜるという三次条件を満たしてのものですので、
何かを感じます。
そこは横に置いておいて、
宿泊業でも、離職率が高い宿?と?離職率が低い宿があります。
離職率が高いデメリットは、
求人費用が増える
ノウハウ蓄積ができない
社員のモチベーションダウン
組織が安定しない などがあります。
求人費用が減る
社員能力が蓄積型になり教育費用が減る
社員に気持ちの余裕が出る
組織が安定する などデメリットとは多くが逆になります。
しかし、離職率が高い宿(会社)が本当にブラック企業なのでしょうか?
以前にアップしたブログ、↓↓↓↓↓
【遺産型旅館1.0】 ③従業員高齢化の放置
でもお出ししたように、
日本の人口構成は逆ピラミッド化してきており、労働人口が
これから伸びてくるアジア諸国などに比べて圧倒的に少ないのです。
このような状況下で、若者が活気ある職場は作られずらいのです。
※ 詳しい内容は
【遺産型旅館1.0】 ③従業員高齢化の放置
http://concept-soken.sblo.jp/article/49461434.html
をご覧ください。
離職率が低いから良い、高いから悪いのではなく
一番大事なのは バランス です。
ある宿では一部の部署の離職率がほぼゼロですが、社員の高齢化
が進み労働生産性が低下し、お客様クレームに繋がっています。
当然、高齢で働けなくなるまで雇用できる環境整備は大切ですが、
雇用の固定による弊害も多くあります。
適度な循環が会社にとってもそこで働く社員さんにとっても、
いい宿作りには必要と考えています。