いい会社の法則実行委員会 四国視察合宿 1日目
の報告です。
http://e-kaisya.co.jp/
今回は、四国のいい会社ということで、数社訪問してお話を伺うことになりました。
高知駅について、最初に目についたのがこの光景です。
JR四国のカウンター店舗のワープ高知支店のオープン準備の様子です。
社員皆さんで窓をピカピカに拭く当たり前の光景ですが、意外とできていない
お店が多いように思います。
当たり前のことで、お客様の信頼を勝ち取れるなんて良いですよね。
いい光景でした。
そして、訪問させて頂いたのが近森病院です。
www.chikamori.com/
非常に個性的な院長先生が改革を行い、病院内に流れを中心とした
仕組み作りをして成功しているいい病院です。
救急救命医療を行っている2000を超える病院の中で、利益をきちんと
出している2軒の病院のひとつです。
病院のお客様である患者さんを回復させる流れに、滞留を作らないことによって
回復を早め、高回転型医療を行っています。
医療の現場で多く発生するのは、高度医療業務を行うために人材不足や様々な問題が
発生してしまうので、各業務を専門性の高い分業制にしているそうです。
それによって患者さんの医療は集中医療、救命医療、一般病棟、リハビリという順に
回復のスピードを速めているそうです。
旅館ホテルではマルチタスク化することによって、固定費の圧縮などを狙いますが、
専門性を高めることによって高付加価値業務が発生し、収益性が安定するという
モデルです。
非常に参考になりました。
2軒目は、不動産賃貸のエイブルを高知市内で3軒運営する、
株式会社ファースト・コラボレーションさんです。
簡単に言うと、よく見るエイブルなのですが、全然違うのです。
武樋社長は、徹底的に社員が働きやすい環境つくりに集中し、
そこで働く社員さんは徹底的に仕事を楽しむ店作りができています。
訪問時に正直にお話ししてしまいましたが、賃貸不動産屋さんのイメージは
あまり良くありませんでした。
ギスギスした雰囲気でお客さんの意向を汲みとらず、お店側の論理で選んだ
『いやいやいや、ここはどう考えても借りないでしょっ!』
という物件ばかり案内させられる店員さんのしかめっ面。
過去に10回以上賃貸不動産屋を利用した私のイメージが、
この会社さん訪問で吹っ飛びました。
働いている方々は、皆さん素直な笑顔でお迎えするので、
入店するお客様もすぐに笑顔になってしまうという、珍しいお店です。
社員さんが起案して業務を作っていくような、全国の社長さんが夢見るような
会社がここにありました。
高知で何か悪いことがあったり、気分が悪くなったらぜひお立ち寄りください。
賃貸しないでも、いい気分になれます。
そんな面白い会社さんでした。
そして、本日最後の3軒目がビルメンテナンスなどを行っている
四国管財株式会社 さんです。
www.shikokukanzai.co.jp/
この会社さんも当然のことを当然のことのようにやっている、
当たり前の会社です。
でも、この当たり前が難しかったりしますが、中澤社長の引っ張る力で
会社をぐいぐい前進させています。
現場からのクレームを吸い上げる方法をお話し頂きましたが、やはり
あの方法しかないようです。
クレームは宝の山
みんな心では思っていますが、どこかで隠そうとしてしまうクレーム。
この会社は徹底しています。
クレームについて社内共有するために社内報を作っているそうですが、
それを取引先や金融機関にまで渡していたそうです。
壁に数センチの擦りキズ一つ作っても、社長報告をして解決するそうです。
それは無かったことに主義とは対極な会社さんです。
他にも色々革新的な事を行っているのですが、それはまた
「いい宿」の作り方勉強会にて。
最後に、晩餐。
カツオのたたき(塩)です。
ご主人に、塩を振ったカツオのたたきを藁で炙って、刺身にしてからさらに
塩を振る意味を教えて頂きました。
カツオの中のうま味脂が口に入れた瞬間に塩をコーティングしてしまうので、
塩は少し強めに振った方がいいそうです。
炙った刺身が少し温かいのも意味があって、脂が口に広がりやすい適温に
しているそうです。
んーーーー深い。 うまい!