【旅館再生:考】 観光地のお土産を考える
先日、ある観光地から帰る道すがら東京に戻ってすぐに打ち合わせだったので、
途中のお土産屋さんでお勧めの土産を買って帰りました。

打ち合わせでお土産を開封しても誰も手を付けません・・・
箱の外見では分からない中のパッケージは明らかに、パサパサ菓子で
正直おいしそうではないのです。
買った私が悪いのです。
そうです。
普段、観光地のお菓子なんて買わない私が久しぶりに
買ったのが悪いのです。
なぜ買わないか?
美味いためしがないから。
観光業に従事する者として言ってはいけないことかもしれないけど、
現実です。
観光地だから『土地のものを買って土産話にしよう』という
お客様が居るから成り立つようなもので、街中ならあの何の特徴もない味で
半年すら生き残る訳がないのです。
そんな菓子を買った私が悪いのです。

普段、打ち合わせなどに持っていく土産菓子は決まってデパ地下です。
なぜって?
デパ地下の商品の多くは美味いから。(競争があるから)
不味い菓子を食べながら土産話なんて盛り上がる訳がないのです。
だったら、おいしい菓子を食べながらスマホの写真を見て話した方が
よっぽど楽しい時間を過ごせます。
現代では、
社員食堂ですらおいしいのです。

高速サービスエリアのレストランですらおいしいのです。
大学の学食でさえおいしいのです。
上記は、少し前までお世辞にもおいしいなんて言えなかった場所です。
みんな時代に必死についていこうとしています。
それにしても観光業界はゆるい。。。。
不味いお土産をニコニコしながら売ってませんか?
近い将来、全国展開しているお菓子屋さんなどが地方の観光地向けの
土産菓子を製造するのも時間の問題でしょう。
なぜなら激戦区で競争して鍛えられている菓子屋さんからすると、
ゆるーーーーーーーい からです。
私はどんな形でも良いので、お客様の満足度が高くなれば良いなと思っています。