終わりを迎える宿の法則 その1
数値管理ができない
不調を迎える多くの宿に見られる症状です。
当然のことながら決算期には、決算書も財務諸表も書類として
出来上がりますが、その分析をすることもなく、一喜一憂。
そのような状況から月次の収支計画も当たり前の様にない。
経営状況の判断基準は全て、【売上】。
残念ながらこのようなケースに該当する場合は、遅かれ早かれ
終わりを迎えるでしょう。または、可能性が高いと言えるでしょう。
これを一概に、経営者の資質と言い切る事は出来ません。
財務管理は経営では非常に重要な部分でありながらも、古くから
付き合いのある税理士さんや会計士さんにお任せというケースも
多々あるからです。
20年前はその税理士さんのいう事は間違っていなかったのですが、
時代の流れで、年次の見直しは四半期の見直しになり、
さらに月次の見直しが日次での見直しというより詳細な収支管理が
求められてしまい、20年前のやり方では対応できなくなっています。
では、終わりを迎えないためにはどうすべきか?
① 現在の財務管理を委託する専門家に、会計財務ソフトの導入を相談。
(対応してくれない場合は ↓ )
② 現在よりも詳細な収支管理方法の導入を相談。
③ 新しい専門家(税理士、会計士)を探す
以上です。
終わりを迎える宿の法則 その1 になぜ数値管理を選んだかと言うと、
この問題が一番根深く、宿経営の根本を揺るがすからです。
経営改善を行うにあたっての指標は、数値です。
数値を見て考え、行動を起こすのです。
そして、数値の変化を見て、新たに考え、新たな行動を起こすのです。
そうすることで改善結果が表れてきます。
でも、数値管理って何をすること?
とお思いであれば一度ご相談下さい。早ければ早いほど健全化率は高まります。