連休初日に、いつもの定点チェックの為に
某ショッピングセンター(SC)を訪問。
そのSCを中心に放射状に1km~2kmの渋滞が発生し
入庫まで2時間弱かかりました。
SCの社員さんに聞くとここまで混んだのは、オープン日でも
なかったとのこと。
近隣エリアは当然完全フリーズ状態で、交通網は混乱。
路線バス、宅配トラックも1~2kmを2時間コース。
この混雑はたまたまでしょうか?
いいえ。そうではありません。
これが加速する『安近短化』の近未来です。
より安く、より近く、より短く。
身近な娯楽施設に人は集中し、遠方の観光地からは人が引いていく。
これはある意味当然でもあります。
SCは努力をして魅力的な商品を提供しているからこそ、
お客様は遠くの観光地に足を運ぶ必要が無くなっているのです。
これまでは遠くの観光地に行かないと
非日常を感じられませんでした。
しかし、日常を忘れさせるような巨大ショッピングセンターや
アミューズメント施設、スポーツレジャー施設が日常のすぐ近くに
出来てしまい、交通費0円で行けるようになってしまった。
これが現実です。
でも、この流れはいつか必ず止まります。
そして遠方地へ行きたいという欲求は必ず出てきます。
その時に新しい旅館(宿泊施設)像を見せられない宿は、
お客様の目から完全に離れ、消えていくでしょう。
これからも宿の3種の神器(部屋、風呂、料理)で勝負できますか?
断言します。
3種の神器(部屋、風呂、料理)から脱却できる宿が生き残ります。
脱却するには
統一感があって、他の追随を許さない、ぶれないコンセプトが必要です。
コンセプトをお持ちですか?
そのコンセプトはお宿の隅々まで行き届いていますか?
そのコンセプトを10年、20年と継続できますか?
鋼鉄のコンセプト経営を目指しましょう。