過去のコンサルティング実績:売上増加分累計 330億6千万円(2025年8月現在)
【インスタ集客の秘訣】宿泊施設が売上アップのために実践すべき運用法
インスタグラムで売上アップ
「誰に頼むか」ではなく、「何を積み重ねるか」の話。
インスタグラムは、今や宿泊業において“やってて当たり前”の時代になりました。
でも、なんとなく投稿を続けていても、予約にはつながりません。
最近は、インフルエンサーを呼んでバズらせる施策も増えていますが、
それで持続的に売上が上がった宿を、私は見たことがありません。
今回は、実際に現場で成果が出た“本当に売上につながるインスタ活用法”を、
失敗例も交えてご紹介します。
① インフルエンサーマーケティングの落とし穴
過去に、私が関わった宿で50人以上のインフルエンサーを呼んだことがあります。
それなりに「いいね!」は付きました。インフルエンサー自身のアカウントでは。

でも、宿の公式アカウントのフォロワーは、ほとんど増えませんでした。
理由はシンプルで、インフルエンサーは自分のブランディングが目的であって、
宿のファンを増やすために投稿しているわけではないからです。
もちろん、全否定はしません。
飲食店のように“今すぐ行ける場所”なら効果が出ることもあります。
でも旅館・ホテルの場合、一過性の“映え”では予約にはつながらないのが現実です。
インフルエンサー1人の影響力は、期待値の0.05倍くらい。
「20人呼んで、やっと効果が出るかな」というレベルです。
② 「いいね!」を気にしすぎると失敗する
写真投稿や短文投稿は、リールよりも「いいね!」がつきやすい傾向があります。
でも、そこで「いいね!が欲しい!」と意識しすぎると、落とし穴にハマります。

庭の花の写真や、関係のないグルメ投稿ばかり載せても、
“宿を探している人”には全く響きません。
実際に、「いいね!」ばかり気にして更新が止まったアカウントを何件も見てきました。
アドバイスは一つです。
「いいね!は、気にしなくていい」
③ リール動画が“ファン”を作る鍵
リールは、たしかに「いいね!」は付きにくいです。
でも、再生回数と視聴時間は圧倒的です。
当社で運用を代行している宿では、100%リール投稿だけにしているケースもあります。
リールをやるなら、「自分のスタイル」を決めましょう。
- テロップを入れるなら、毎回必ず入れる
- 展開が速い動画なら、全部そのテンポで揃える
バラバラなスタイルはファンがつかない。
“統一感と継続”こそ、インスタ運用の土台です。
④ ハッシュタグと位置情報の正しい使い方
ハッシュタグは、30個フルに入れる必要はありません。
むしろ、10〜20個程度でOK。
大事なのは「投稿内容にマッチしたタグを付けること」です。
あとは、施設名の英語表記+地名+ジャンルを軸に、
外国人ユーザーの検索にもヒットしやすくなるように設計すること。
人気タグを詰め込むより、“見つけてほしい人に届くタグ”をつけましょう。
⑤ SNS運用代行は“見かけ倒し”に注意
「自分たちじゃ続かないから、外注したい」という声も多いです。
実際、私が関わった宿でも15社中12社が自社運用に挫折しています。
でも、運用代行に出したから安心か?というと、答えはNO。
- 投稿はされてるけど、内容がズレてる
- 投稿数はあるのに、予約に全然つながってない
- なぜか急にフォロワーが増えてて、ちょっと怪しい…
こんなことが、ザラにあります。
なぜか?
「SNS業者=フォロワーや“いいね!”を増やすプロ」であって、
「予約につなげるプロ」ではないからです。

宿の魅力を理解せずに代行しても、結局“表面だけの数字”になります。
⑥ 集客につながるインスタとは?
宿のインスタは、“第二の公式HP”です。
じゃらんや楽天であなたの宿を見つけたお客様が、
「ちょっと雰囲気を知りたいな」と思って見に来る場所です。
そのときに、
- ちゃんと投稿が続いているか
- 館内の様子がわかるか
- 空気感が伝わってくるか
このあたりを見て、予約の背中を押す判断材料にしているのです。

だから、庭の花よりも、風呂と料理と部屋。
そして“あなたの宿の温度感”を感じる投稿を、半年、1年とコツコツ続けること。

それが、売上につながるインスタ運用です。
結び
インスタは、魔法のツールではありません。
毎日地道に続けて、少しずつファンを作り、
予約につながるストーリーを築いていくものです。
それは時間がかかりますし、スタッフが対応しきれない場合もあるでしょう。
当社では、宿専門のInstagram運用代行を行っています。
実際、運用を代行した宿では、売上が120%〜220%に伸びた実績もあります。
「ちゃんと続けて、ちゃんと予約につなげたい」
そう思われたら、ぜひ一度ご相談ください。